こんにちは、結(ユウ)です。
今日は
「日本酒の酒造を集客・教育・販売に沿ってコンサルしてみた」
という内容です。
最近、酒造のHPを見る機会があったのですが、
企業情報や簡素なオンラインショップがあるだけのHPを幾つか目にして、
「非常にもったい無い!」
と思ったのでこんな記事を書いてみました。
ちょっと調べただけでも、日本酒って
・ガンを抑制できる
・血液循環を高め老化防止に効果がある
・ストレスを解消し病気を防いでくれる
・肩こり・冷えも解消する
・糖尿病を予防できる
など、メリットが超あるのですが、
それらのHPからは全然伝わってこなかったんですよね。
これじゃ既存のお客さんに売ることはできるけど、
新しいお客さんを広げてくことはできません。
結果として、せっかく情熱を持って作られた日本酒が
多くの人に知られず、良さが伝わらない。
価値あるモノが眠ってる状態って、
日本にとっても損失だと真剣に思うんですよね。
ビジネス的な観点からも、
バックエンド(商品を買ってくれた人に売る高級版の商品)が設定されてなかったりと、
まだまだ改善の余地はあると感じました。
なので、もし僕がコンサルするならこんな感じで提案しますっていう内容を書いてみました。
提案:ネットの力を使いリストマーケティングをしてはどうか
結論から言うと、ネットの力を使ってリストマーケティングをすることを提案したいです。
多くの人に自社のサービスを知ってもらう手段として、ネットは最適ですからね。
しかも、コストも低いです。
特にリストマーケティングは強力な手法なのでぜひ導入して欲しいです。
実際に、ある英語系のビジネスでリストを導入してコンテンツを販売したところ、
今まで0だった自動収益が年間で2000万円になったりとか。
この時はフロントエンドで英語教材の企画を売ってました。
バックエンドでさらに上を目指すための教材を販売した感じです。
で、バックエンドのバックエンドで英語を確実に喋れるようにする個人レッスンを売ったり、とか。
(リスト=名簿のことです。メルマガなどに登録してもらってリストをとり、メールを配信して商品の良さを伝えていき、段階的に商品を販売していく事が多いです)
なので、酒造のビジネスにもリストマーケティングを導入する提案をしようかと。
集客:SNSを用いたプッシュ型の集客を行う
まず、集客の段階では、SNSを用いてプッシュ型=こちらからアクションを起こす型の集客をします。
ネットにおける集客の手段は主に
・Youtube
・ブログ
・各種広告
です。
まずは顕在顧客(日本酒飲みたいと思ってる層)を集めたいところです。
日本酒をよく飲むのは年代別では
50代-70代です。
(2017年、日本酒造組合中央会調べ)
50代以上の人が主に使うSNSはFacebookなので、
Facebookページを作り、50代以降の日本酒に興味のある人をこちらからフォローしたりして交流すると良いでしょう。
例えば競合の酒造のFacebookページに登録している人は、
確実に「日本酒に興味がある人」なので、積極的に絡んで認知してもらいます。
同じ様な要領で他のSNSでも集客を行います。
Youtubeに動画を投稿しても良いでしょう。
特に料理系の動画は、需要の割に質が高い動画が少ないため、再生回数が伸びる傾向にあります。
プッシュ型の集客をするのが大変!
と言う場合は、お金を払って広告を売ってしまえばほぼ解決できます。
属性や年齢を指定したり、
このアカウントをフォローしているユーザー、とピンポイントで広告を打つこともできるので、かなり楽です。
ちなみに集客は、広告を打つことで大部分が解決したりします。
教育:①ブログでコンテンツを作り濃い情報を発信する
集めた人には、一旦ブログにアクセスを飛ばして読んでもらいます。
ここでは、出来るだけ濃い情報を発信してファンになってもらうのが目的です。
無料のディズニーランドを作って、そこで遊んでもらうって感覚です。
どう遊んでもらうかと言うと、コンテンツを通して
・面白いと思ってもらったり
・新しい知識を得たり
・癒されたり
・親近感を感じてもらったり
して、自分達の事を好きになってもらうイメージです。
例えばなのですが、理念を伝えるのも一つです。
たまたま訪問したブログのトップで
「〇〇酒造の理念
日本酒教育を通して日本を変える。
これからの日本は文化と人材が肝です。日本酒を飲み、それがきっかけとなり人と人が成長する為に手段を尽くします」
と書いてあったら、その酒造にちょっと興味わきますよね。
記事だけでなく、酒造そのものに興味を持ってもらえるわけです。
これを読んだ時に
・共感を得られたり
・感情が動かされたり
しますよね。
感情的価値っていうんですけど、人は感情が動かされるものを好きになるわけです。
結果、他の記事を読んでもらえたり、リピートにも繋がります。
また、他の酒造との差別化にもなります。
理念があると、全然印象が違います。
例えば、ヤクルトが
「乳酸菌で世界を救うんだ」
って言っているのと、
「まあ、乳酸菌は身体に良いんだろうけど、儲かるからこれにしてるだけだよ」
って言ってるのでは全然印象が違いますからね。
あとはブログのコンテンツをガンガン増やしていきますね。
例えば、
体験談的な内容だったら
・新宿駅で日本酒の飲み比べが出来るイベントをやりました
・米農家と共同で農家体験合宿を企画して大成功しました
とか、
ノウハウ系だったら
・日本酒に合うおつまみの話
・お刺身やお寿司を食べるならぜひこの日本酒を飲んでみたらいかがだろうか?普段の日常の食事がたったいっぱいで非日常に
・日本酒をアレンジしてもっと美味しく飲める7つの方法を公開します
・日本酒は何cc飲むと、身体にどんな酔いの症状が現れるのか
とかを通して、
実際に活動してる感、親近感を伝えながら、役に立つ情報を伝えることで
信頼残高を増やしていきますね。
人は、信頼していない相手から物を買わないので、信頼してもらう必要がある訳です。
あとは、発信者(創業者など)の物語を書いても良いです。
・私が美味しい日本酒と出会った時の話
・〇〇酒造の創業ストーリー
などですね。
物語は伝える手段として最強です。
子供に「嘘はいけない」と説教しても中々伝わりませんが
「オオカミ少年」の話を聞かせると、嘘はいけない事なんだなって自然と分かりますよね。
小説、映画、漫画、ドラマ。
面白いものは大体物語です。
人間の脳は無意識レベルで、物語に引き込まれる性質があります。
なので物語を活用して、
日本酒の楽しさや酒造の想いを伝えると効果的です。
教育:②メルマガでリストを取る
ブログを読んでもらった人には、メルマガに登録してもらいましょう。
これがリスト化ですね。
リストがある事で、いつでもお客さんに情報を送ることができるようになります。
リストがなければ、お客さんがHPを訪問してオンラインショップで購入してくれるのをただ待つことしかできません。
ビジネスはお客さんにリピーターになってもらって、何度も買ってもらえた方が楽です。
なのでメルマガを作って、ステップメールとして自動でメールが配信され続ける仕組みを作りましょう。
例えば7通のステップメールを通して日本酒や酒造の魅力を語り、8通目でセールスをして、その後もアフターフォローのメールを送り続ける流れが一般的です。
このステップメールを導入したことで、
元々月10万円だった某ビジネスの売り上げが400万になったり、という例はよく聞きます。
その際はフロントで3000円程度の商品
バックエンドで49800の教材
バックエンドのバックエンドで15万のコンサルを売っていたみたいです。
酒造などの製造販売業だけでなく、
サービス業など、あらゆるビジネスでリストマーケティングは有効です。
販売:既存の販売先に加え、メルマガ経由でフロント/バックエンドを売る
販売に関してですが、SNS等で集客ができており、ブログとメルマガで教育ができていれば、
あとは商品を販売するだけになります。
(細かな事を言えば決済方法を複数用意して、決済をスムーズにできるように等の工夫はあります)
フロントエンドでは
・日本酒(オンラインショップで販売)
・日本酒呑み比べセット
バックエンドでは
・酒蔵見学ツアー
・(酒用の米を作っている農家と提携して)農家体験合宿
などを販売するのが良いでしょう。
ツアーなど対面で会うと、一気に関係性が濃くなります。
結果として信頼残高が上がり、リピート率やLTVが上がります。
コアなファンが増えるほど、経営が安定します。
口コミで顧客層が広がる効果も期待できますね。
どんな業種でもファンを作っていく事は重要です。
一人のファンと長い付き合いをすることが必要ですね。
例えばドラゴンクエストのファンは、シリーズの作品を新作が出る度に購入してくれますし、
アップルのファンは、買い替えの度にアップル製品を購入してくれます。
信頼残高を増やしていって、ファンを獲得することは経営上、非常に重要な事です。
晩酌で日本酒飲みたくなったら、ここの日本酒を飲もう!
ここの酒造のブログは面白いから定期的に読もう!
と言う状態をまずは目指したいですね。
と言うわけで、日本酒の酒造のコンサルするなら、という記事を書きました。
ネットビジネスにおける重要な知識を散りばめた内容になっているので、
自分のビジネスに当てはめて活用したり、
知り合いのビジネスやってる人に紹介してあげると参考になるかも知れません!
情報は行動に移すことで初めて価値が出ますので、
ぜひ実践してみたり、ブログやTwitterなどでコメントするなり、アウトプットしてみてください!