【書評】「Q思考」 疑問を抱く事で深く考えられるようになる

こんにちは、ユウです。

世界を変えるような偉業を達成した人間(appleのスティーブ・ジョブズやamazonのジェフ・ベゾスの様な)と、私たち凡人との違いはなんでしょうか?

筆者は、彼らが疑問を抱き、質問をすることが抜群にうまいことに気が付きました。
本書では、問いを立てるスキルを伸ばし、考えを深める方法について書かれていて面白かったので紹介します。

出世のスピードは質問の多さに比例する

日本では、質問して自分が無知であると思われるのを恐れたり、相手への遠慮から、質問したがらない傾向にあります。
勉強会などで、質疑応答の時間に誰も手を挙げない場面はよくあります。

ですが、数千人の経営トップを対象にした最近の調査では、
もっとも創造的で、成功しているビジネスリーダーの多くは専門家と間違えるほど、質問が上手で、回数も多かったそうです。

決められた仕事をこなせばよい労働者とは違い、経営者は業界の既成概念や、自社の慣習、はたまた自分自身に対して疑問を持ち続ける習慣があるようです。

疑問を持つことで、脳は自然と答えを探そうとします
疑問を持った瞬間から、その疑問を解消したくなり調べたりトライしたりというネクストステップにつながるわけですね。

質問することには、想像以上のパワーがありそうですが、なぜ私たちは日々多くの質問をすることをしないのでしょうか?

質問は脳に負荷がかかる

神経科学者によると、人間の脳は「心理的な負荷」を減らす方法を知っているそうです。
その一つが、周囲で起きていることの多くについて疑問を抱かずに受け入れること。

疑問や質問のきっかけをつかむのは、簡単じゃないですよね。
常にアンテナを張らないといけないし、疑問を持って、考えを進めるのはめんどくさい。

ですが、日常の生活をもっと良くしたり、変化を起こそうとすると、慣れ親しんだ思考のパターンから抜け出さないといけません。

そのために必要な最初の一歩が、疑問を持つということ。
では、どうすれば質問をする機会を増やすことができるのでしょうか?

「なぜ?」「もし~だったら?」「どうすれば?」で質問力を伸ばせる

どうすれば、質問する能力を開発できるのでしょうか。
子供のころのように、あらゆる物事に疑問をもち、爆発的に知識を増やし、新しい考えやアイデアを生み出していくことができるのでしょうか。

筆者は、100人を超える科学者や芸術家、エンジニア、映画製作者。起業家といった偉業を成し遂げた人々にインタビューを重ね、問う事の意味合いや技術、ヒントについて話を聞いてきました。

その過程で、世の中や人生を左右するような「美しい質問」をするため、以下3つのアプローチに気が付きます。
・「なぜ?」
・「もし~だったら?」
・「どうすれば?」

これは質問を誘発するための、基本の公式のようなものです。
偉人が問題に対処する様子を観察するうちに、かれらの物語にはあるパターンが存在していました。

・主人公が理想とはほど遠い状況に遭遇し「なぜ?」と問う
・改善案/改善策のアイデアを思いつきはじめる。多くの場合、それは「もし~だったら?」という仮説のかたちで現れる
・主人公はそれらの可能性の一つに注目し、それを現実に移そうとする。多くの場合、この段階には「どうすれば?」を見つけ出すプロセスが入っている

この流れは、疑問を持ってから問題を解決するまでの基本的な形式で、あらゆる場面に応用できるといいます。

「なぜ、写真ができるのを待たなければいけないのか?」

たった一つの疑問が、世紀の発明に繋がった例を紹介します。
アメリカのエドウィン・ランドという人物は、20世紀初頭のスティーブジョブズに例えられるほどの偉大な発明家でした。

ある日、彼の幼い娘が「写真ができるまで、なぜこんなに待たなければいけないの?」と聞きました。
彼はその質問に、まともに答えられませんでした。

「これは挑戦だ」と思った彼は、数年後、インスタントカメラを発明します。
そのときのスピーチで、上記の疑問について「娘が僕にくれたパズルだった」と語ったそうです。

質問は答えより価値が高くなっている?

今や、ネットを調べれば大抵のことは答えが出てきます。
膨大な情報にだれでもアクセスできる今、答えよりも、良い問いを持つことの方が価値が高いのではないでしょうか。

自分の場合も、「なぜ自分は、経済的に自由でないのだろう?」「会社に依存せず、自らの力で稼ぐにはどうしたらよいか?」という問いからすべてが始まりました
あとは、問いにもとづき情報のインプットとアウトプットを繰り返し、試行錯誤していくだけです。

それもすべては、現状に疑問を持つことから始まりました

ざっくりとした提案ですが、まずは自分の人生を左右するような問いを2~3個ほど立ててみて、数か月、など期間を決めてその問いを解決するために集中して取り組んではいかがでしょうか。
最初は抽象的な疑問しか浮かばないと思いますが、疑問に基づいて調べていくうえで、どんどん本質的な問いを立てられるようになります。

まとめると
・「なぜ現状は理想の状態と違うのか?」疑問を持つことで、脳はその疑問を解消したがる。目標達成のための推進力になる
・「なぜ?」「もし~だったら?」「どうすれば?」と、疑問を持とう

です。

この記事で紹介したように、物事を成し遂げる人には一定の思考パターン、行動パターンが存在します。
「理想と現実のギャップに疑問を持つ」とかもそうですよね。

こうした知識を、知っているのと知らないのでは、日々の行動が変わってきます
少しづつでも、こうした知識を得て、実践することで数か月、1年後には大きな差になって現れるものです。

知識に投資する重要性については、こんな記事を書きました。
【両親が息子に本棚を買う/買わないで大ゲンカ】知識に投資しない と人生ダメになる話